20/12/19
またまたヤフオクでSPを落札しました。
今回は無垢木材で作られたイタリアのOPERA1aというSPです。
届いて繋いで見ると中高域がもやついていて、抜けが悪い感がしました。低音は、凄く良く出ます。
数日聴いていましたが、次第に聴き疲れしてくるようになりました。バッフル面が無垢木のため反射音が原因かもしれない考え、合成皮革を試してみました。
どういう結果になるかわからないため、カット形状を2パターンで。本留めするのではなく養生テープで仮留めして試聴。
すると非常に聴きやすく、全体的に音が柔らかく且つクリアになりまして、ビックリ。こもり気味だったものが明確に一音一音がはっきりと分かれて艶のある音に変化しました。女性ジャズボーカルものでは声と楽器がはっきりと分かれて聴こえます。
不思議なのは低音までより深い音が出るようなったと感じます。
見かけはともかく、音質アップの効果は非常に高いです。
Sonus Faber Venere 2.0の音に近くなった感じで、Sonusより明るくて元気な音。
所有しているSP全てに試してみたいほどです。
仮留めの際の2パターンでは写真右のツイーターユニットを開けた場合ではまだ若干高音が煩く聴こえて、振動面以外を隠す方が良いと感じました。(SPを左右付け替えて確認)
丁度、今朝Amazonで別用で購入した白の合成皮革が届きましたので、まず片方だけ製作。
白だと下地や皴による陰影がはっきりとしてしまいます。
やはり、黒の方が見栄えが良いのでもう片方は黒で作りました。面への貼り付けは周囲部分と中央部の一部に剥がせるタイプの両面テープを使いました。一番の手間は、サランネットの取付穴の位置決めで、試しに作ったものではズレが生じました。合皮を面のサイズにカットして、ユニットの穴を開けた後に養生テープで仮留めして、とがったドライバーで穴を開けてしるしをつけるのが一番ズレが少ないようです。
白い方は、また気が向いたら黒に張り替えようと思いますが、結構な手間なのでしばらくはこのままで。
無垢の正面バッフルが両方ともツイーターとウーファーの間の一番狭い部分が膨らんで割れていましたのでもしやと思い、白の貼り付けの際にユニットを全て外してみました。思った通り正面バッフルはMDF材の上に厚さ2mmほどの無垢材が張り付けられている(合板)状態でした。
正面以外は無垢材を使っていましたので、加工の複雑な正面のみそうしたのかもしれません。
開けると中から4cm程のゴキちゃんの死骸が出てきました(笑)。バスレフ穴から入り込んで出られなくなったのでしょう。
合皮はAmazonの他、手芸店でも入手可能ですので、同じようにご不満をお持ちの方はお試しになられては如何でしょうか。お値段は幅1.5m程度のものでm単価1300円~あります。裏面が接着テープになっているものは2500円程~であります。
因みに入手した時点では、かなり汚れていましたのでアルコールウエットティシュでコーン面やエッジをふき取りクリーニングしています。ティッシュが真っ茶色になりました。長年の汚れが溜まっていたのでしょう。
20/10/25追記
もう片方の製作を前に、やはりフェイクレザーシートのしわが気になって、手芸店に行きロールで売られている合成皮革を改めて購入。昨日製作分も作り直しました。自身の手作りだけに愛着がありますね。日頃はサランネットを付けない方が好きなのですが、これは付けた方がカッコいいと感じてしまいます。
1m幅で長さを50cmで切ってもらって500円程でした。木工用ボンドで接着。
20/10/24
ここのところ、オークションで次々に聴いてみたかったブランドのスピーカーを入手しています。先日、落札できたタンノイのSPが届いたのですが、サランネットが不良でしたため、DIYしました。
ご自身で作ってみようという方のご参考になれば幸いです。
●購入したもの
・サランネット生地(アマゾンにて購入)
・フェイクレザーシート接着式(百均にて購入)
・設置用ダボ(ヤフオクにて購入)
・フレーム材(MDF材・ホームセンターにて購入)
●準備したもの
・ジグソー(電動糸鋸)、電動ドリル
・木工用ボンド
書き込み掲示板(http://indeedjp-master.bbs.fc2.com/)にて、完成予想図をアップしていましたが、実際に材料を購入するため、店を回ったところで100均ショップにてフェイクレザーを見つけましたので予想図とは違うものとなりました。
(製作手順)
①ホームセンターにて厚み9mmのMDF材をSPのサイズに機械カットしてもらう。
この際には本体サイズより左右2mm、上下2mm小さめの方が良さそうです。今回は、其々1mmずつ小さくしたので、出来上りサイズが若干本体よりもはみ出してしまいました。この理由は、ダボ位置が本体の留穴位置よりずれたためです。
MDF材は言わば圧縮段ボールです。価格も木材よりも(最も)安く加工もしやすい。ただし、水濡れには弱く、一旦水を含むと変形し乾燥しても元には戻りません。これは木の粉を溶剤で固めて圧縮したため含水率はほぼゼロで、一旦水を含むとその水を逃がさなくなるためです。本当の木ですと含水率は8-12%(人工乾燥後)ですので、濡れても乾くとある程度は元の状態に戻ります。
②ジグソーで切り抜き部分をカットし、フレームを作る。
先にダボ位置を決めるため、ダボ穴を開けたのですが、スピーカーユニットの飛び出し部分があるため、密着できずに位置ずれが起きました。
③フレームにダボ穴を開ける。
この位置決めが重要です。1mmずれても正しくはまりません。
④ネット生地を取り付ける。裏面に巻き込み木工用ボンドで生地とフレームを接着。
タッカー(ホッチキスの親玉)で留める手もありますが、大量に打たなければならないため、ボンド接着にしています。メーカー品のほとんどがボンド接着です。ボンドは塗ってすぐに貼り付けるのではなく5-10分ほど乾燥させた方が早く接着します。(内装工事のフローリング業者さんのやり方がそうです)
まず1方向(今回の場合には下部分)を接着し、乾いたらその対面方向、最後に残りの2辺方向を引っ張りながら同時に接着。
始めに開けたダボ穴位置がずれていたため、上下を反転させて再度ダボ穴を開けました。中央に小さな穴が4つ空いていますが、Tannoyのプラスチックロゴを取り付ける穴です。生地を貼る前に開けておかないと生地と板材の間に穴を開ける際の削りカスが入り込んでしまいます。位置の正しいのが黒マークのある2つ。
百均で買ったフェイクレザーは接着シート付。折りたたんでいる売られているので、しわが出来て引っ張ても平坦にはなりません。接着シートのないものを購入し、木工ボンドで面接着すればしわにならずに良かったと後悔。見つけたときは気分は"SonusFaber"でしたのに。
元のダボは6か所でしたが、上下4つでも十分保持できるため中間の2つを省略。
いつもはフレーム材を黒塗りするのですが、今回は省略。
左2つがオリジナルのサランネット フレームはプラスチック 作ったものの方がしっかりしています。
こういったものを製作する際の自身のモットーは「如何に安く、如何に手間を少なくつくれるか」です。
もっと費用をかければ、もっと良いものが作れるとは思いますが、自己使用物だけに「まっ、いいかっ」で。今回の出来は自分では、「なかなか良いんじゃない」です。写真で見るより現物の方がカッコいいです。
20/7/17
代理店を始めて以来、ダイヤトーンDS-1000ZA、アコースティックラボ ボレロ、AudioPro Image11&21、ヤマハNS-1000M&NX-E100等、有名メーカーのSPを中古で買い求めて聴き比べしてきました。MKⅡだとどのような音が出てくるのかとついつい欲求を抑えきれずに気が付けば11組に・・・
まだ聞いたことのなかったJBLを聞いてみたくなりオークションで状態の良さげなものがありましたので、落札。
一昨日に到着し早速、音出し確認。センモ二の上に載せていたボレロを外して代わりに載せて聞いてみました。
購入したのは4302という2wayです。ネットの書き込みではJBLの中ではおとなしめの音とのことでした。
音出しした直後は、音質的にボレロに似て非常にマイルドな音、音の隅々まで聞かせるタイプではなく、センモ二に比べると中高音の抜けの悪さを感じましたが、鳴らしているうちに全体として非常にまとまった音を出していると感じました。もっと聞いていたいと感じさせる音調です。
本日も聞いているとどんどんと引き込まれて行きました。得意のJAZZを聴いていましたが、シンバルやハイハットの音など今までに聞いたことのないほど艶のある音色。クラシックに変えてクライバー指揮の運命を聴きましたが、こちらも大変まとまりのある音で、完璧かと言えばそうではないものの非常に高いレベルで音楽を再生しています。
ふと気づいたのが、このSPは音楽を聴くために作られたものだということ。細かなことをどうのこうのではなく、楽しく音楽を聴くために作られた道具。JBLの意図が垣間見えた気がしました。音楽を楽しく聞かせるという点ではセンモ二よりも上と感じます。
1時間ほど鳴らしていて、繋いでいたのがノーマルのMKⅡだと気づき、Coneタイプに繋ぎなおしてみると、これまでに聴いていたのに比べてさらに奥行が出てきて立体的に。
MKⅡが音楽を最も楽しく聞かせるアンプと謳っているだけに、このJBLとの相性はベストではないかと感じます。
さて、次はタンノイでしょうか(笑)
毎回中古のSPを導入するたびに思うのですが、当然、前の所有者は何らかの事情があってオークションや買取業者に処分されるのですが、「処分する前にMKⅡに繋いでから考えてみては?」と伝えたくなります・・・
ツイーターの位置が高くなりすぎるため、上下反転させて設置
ターンテーブル式スタンドに載せていますが、接続時や角度を変える際に大変重宝しています
20/6/5
ブラックソリッドの販売開始からずっと全面ブラックのパワーボタンを探していました。中華デジアンのパワーボタンは口径9.2mmと特殊で既製品では見つけることができませんでした。
オリジナルのパワーボタンは芯材プラスティックにアルミキャップ構造となっていますが、前面の縁(外周)部分がアルミのシルバーとなっています。
パネル、ボルト、ボリュームノブがオールブラックであるにも関わらずパワーボタンのシルバーが統一感を欠き不満でした。
1年半以上探した結果としてアルミキャップ製を見つけることが出来ず、適正サイズのプラスティックボタンを見つけて仕入れ、本日手元に届きました。
早速、乗用車用のペイントを購入し塗装。乾燥次第取り付けをしましたところ思惑通りのスタイルとなりましたので、本日より販売を開始致します。
従来のアルミキャップボタンとペイントボタンのいずれでもお選び頂けます。価格は同一と致します。
JPソリッド、JP CONE、JP SPIKE いずれにも対応致します。
因みにペイントカラーはレクサス用スパークリングブラックPクリスタルシャインです。
ご注文の際にお申しつけください。
※ペイントボタンは、押した感覚が非常に良いです。恐らく全体表面が平坦なため摩擦が少ないのだと思います。
アルミキャップボタンは側面も細かい筋が入って凸凹していて、これがパネルの開口と擦れていると感じます。
上:従来のアルミキャップボタン 下:ペイントボタン
(参考:AETスペシャル/PureBlack)
折角なので自己用に使用することにしました。家宝にしたいと思っています。
ヤフオクに出品しようと準備していましたが、10万円でも売るのを躊躇しますので出品を止めました。
スパイクタイプは下に敷く素材によって大きく音が変わります。
特にこのAETスペシャルは顕著です。
最初、3mm厚のフェルトを敷いて聴いていましたが、決して悪い音、煩い音ではないのですが、鋭すぎるのか聴いていて気持ちが悪くなりました。音が目に刺さるような感じです。
下地を1mm厚のコルクシートに変えると聴きやすくなり、BGMとしてジャズを流していましたが、複数のドラムの叩く位置の違いまで感じ取れました。
AET品は、偶然に安価調達できた際に商品化しています。次回、調達できれば、また販売用をセットしたいと思います。
20/5/31
先週、Tak Kon様に本国オリジナル品を販売させて頂きました。Tak Kon様はご趣味としてもお仕事としても電子機器に精通されておられ、MKⅡに限らず色々なアンプを音質向上のため改造されて、それらをYouTubeにアップされています。「Tak Kon」にて検索ください。店主よりも少し年配の紳士です。https://www.youtube.com/watch?v=U3DABJWfvUI&t=5s
そこで店主が自分で改造しようとして壊してしまった自家用MKⅡの修理をお願いしました。
本体シャーシを外して裸基盤のみをお渡ししました。また、こちらのCONE(これまでCORNと表記しておりましたが、スペル間違いであることに最近気づきました。「CORN=トウモロコシ」お恥ずかしい)仕様をお貸しして聞き比べをお願いしました。
修理を頂いた時点で連絡を頂戴しました。
Tak Kon様のご感想では「音質的にオリジナル<CONE仕様<修理後の裸基盤の順」とのことです。
氏曰く「改造マニアの間では、裸基盤が最も音が良いのは周知、箱に入れるとなぜか音が悪くなる」
昨日、修理頂いた物を受取し、早速聞き比べしました。事前のお話もあったので待ち合わせのホームセンターで木材を購入し、設計サイズにカットしてもらっていました。(木製のシャーシを作ってみようと・・・)
左:裸基盤にインシュレーターのみ設置、中:基盤写真(基盤自体の改造はなし)、右:フロントパネルのみ設置
早速、裸基盤に柔らかめの制振ジェル(青色)を介してアルミ脚を付けて試聴しました。
最初は「いつもと同じ音、変化は感じられない」と。しかし聴きこんでいくうちに何か違うような気がしてきました。
次に、自家用分のアルミシャーシを取り付けて試聴。
条件を同じにするためCD→FV2→MKⅡ→SPケーブル→センモ二としてヒアリング。
このため機器の付け替えも、電源を元から消して、ケーブルを抜き差しと手間がかかります。
箱入りのMKⅡで聴くとその違いがはっきりしました。
・高音がきつく、煩く聴こえる
・箱に収まったかのように窮屈な音域 (裸基盤では非常に開放的でSPの存在を感じられない)
さらに箱を外して、木製フロントパネルのみを付けてみました。
・箱入り程、窮屈さは感じないものの、まさに壁一枚あるがごとくにボーカルが引っ込んで聞こえる
修理頂いた個所は、店主が外そうとして切ってしまった基盤配線とポテンションメーターです。
①オリジナルは20kΩ?が付いていたようですが、お手持ちのアルプス製10kΩに付け替え。(このためゲインが抑えられ、通常品に比べ半分ほどの音量レベルになり、大変聴きやすくなりました。)
②切ってしまった配線は、根元付近からジャンパーケーブルでポテンションメーターに接続
③以前に別のお客様がSPターミナルを壊されて修理を依頼されたため、自家用のSPターミナルを外して付け替え。自家用には手元にあったSP端子を付けて自身でハンダ付け。これがあふれていたために再ハンダを頂きました
これらすべての要因が音質改善に寄与しているのでは思い、手元の予備MKⅡのシャーシを外して同様にヒアリング。修理品に比べて高音の煩さの改善度は少ないが開放感は格段に向上。
さて、当然店主としてはこれを商品化できないか(そのためにホームセンターで木材を購入した)考えました。
1.裸基盤を操作する際の「感電しないか?」との恐怖感
2.裸基盤では電波障害の発生源となるようで、何らかの金属による密閉処置が必要なこと
3.上記にともなう販売者責任
4.通常品に比べてのコストアップと音質向上効果
5.通常品への不満の有無
最大の要因は、5です。
確かに裸基盤と並べて聞き比べると音質の劣化とは感じられますが、単体で聴いていると何も不満に感じられず安心してお使い頂けるCONE仕様に取って代わる存在とはなりえないと判断致しました。
この欄をお読みいただき、お試しになるのは、ご自身での責任の下でご判断ください。
開封時点で、保証対象外となります。
ならばこのことをレポートしなければ良いとのご意見もあると思いますが、事実認識としてレポートさせて頂きました。
また、本日購入した黒檀のスパイクが届きましたので早速、自家用MKⅡに設置しました。
すると、煩く感じた高音がマイルドになり非常に聴きやすく、開放感も差程物足りなく感じなくなりました。(冒頭の写真)
そのため、販売用MKⅡに設置(冒頭写真の上段)しましたが「なぜか音が違う」。ベース材の選択が必要と感じています。難しい!!!
(システムと部屋が違いますので一概には言えませんが、ベースを付属の黒檀ベースから3mm厚ゴムシートに変更してダイヤトーン1000ZAで聴いていますが、非常に良い感じで煩さが感じられません)
まさに「修理品の奇跡」です。
因みに最近のシステムです。(頻繁に変わります、月に1度は・・・)
TV音声を複数のアンプと複数組のSPで聴いているので5.1chサラウンドデコーダーDACを使用しています。
毎晩のように、AMAZON PRIME VIDEOを楽しんでおります。
音質的にはピュアオーディオとしては他社製DACには劣りますが、大変使いやすく気に入っています。
(そもそもMKⅡ自体の音が良いのでDACは何でも良いと感じている方ですので、ご参考にならないかもしれません)
TVのリモコンON、DACリモコンON、SABAJ A-2のリモコンONでOKです。
MKⅡのONは手操作。
センモ二にはお客様から頂戴した高級SPケーブルkimber kableを使わせて頂いています。ありがとうございました!
20/5/5
ストックルームを見ていて2年前にコンサート7の回転式SP台製作時に購入した回転盤を思い出しました。
そのままでは無粋ですが、試しにと両面にコルクテープを張り付けてみました。
これであればDIYの手間もなくどなたにでも簡単に製作できます。
ブレーキはありませんが、そもそも回転が固い方なのでSPケーブルの重さ程度では動きません。
特にケーブルの装着時には便利です。
スパイクのアレンジなどにも対応可能ですね。
ちょっと前に買った記憶でしたが1年半前(代理店開始直前)でした。
20/5/7
これで、3組のSPを3機のMKⅡで鳴らすことが出来ます。
長さが 不揃いなのはご愛嬌ということで。
FV2×1機→MKⅡ×3機
MKⅡ①→センモ二
MKⅡ②→ボレロ
MKⅡ③→セレクター→Concert7 IMAGE11 LS5A
配線がごっちゃになりますので、ステレオミニプラグでスッキリと。
ケーブル:Belden1503A
20/5/4
ヤマハセンモ二入手以来すっかりプリマドンナの座を奪われ、アンプに繋がれずストックルームに追いやられていたボレロが不憫になり、久々に繋いでみました。
5/4現在システム構成(頻繁に変わります)
CD5→DX3pro→FBQ3102HD→FV2→
MKⅡ①→センモ二
MKⅡ②→SPセレクター(2in4中華製)→ボレロ・コンサート7・LS5A
昨日、本日と聞いていますが非常に音像が広がりまるでライブハウスにいるかのよう。
写真右のマランツLS5Aとのバイスピーカー時とは異なり明らかに縦方向に音が広がりかつ濃厚に。
2スピーカーにより音像がぼやけると危惧される方もお有られるかと思いますが、全くぼやける事無く雄大なスペースを得ることが出来ています。
因みにスタンドはハンドメイド回転式のIMAGE11用に製作したものですが、重さ7.5㎏のボレロでもしっかりと支えており揺らぐこともありませんし、回転もスムーズです。
配置に関しては横並びよりも縦積みの方が音像拡大の効果が大きく、ソファーにもたれて座っている状態で壁全体から音が出ているように聞こえてきます。(昔、天井まで届くほど縦長で大きなSPがあったのを思い出しました、確かinfinityだったような)
また、同時使用によって気になっていた点も解明できました。
中古のセンモ二の左右SPの音のバランスが狂っており(グライコを購入した理由です)、左が強くアッテネーターを左右フラットのままで、ボレロの音量を上げていくと違和感が起きます。そこで左をツイーターとスコーカーともにレベルを3㏈下げてやると、違和感を感じることなく全体の音量が上がります。かねてからセンモ二にアンバランス感を感じていただけにこれで問題がわかりスッキリしました。
センモ二+ボレロで当時の新品価格であれば50万円超ですが、その2割ほどで手にすることが出来ましたので非常に贅沢な仕様が安価で愉しめています。
こうなると気持ちはセンモ二+ボレロ+コンサート7(およそ30年前、コンサート7新品購入時に迷っていた3機種。当時の新品価格合計で約75万円!)の3アンプ3スピーカーです。早々にケーブルを製作して試してみようと考えています。
20/4/27
中古で購入したダイヤトーン DS-1000ZAのウーファーエッジですが、お客様からのアドバイスを頂戴して購入直後に軟化剤を数回塗布致しました。先日、触ってみるとまだ堅かったので、再度塗布しました。と同時にネット検索すると「(変形の危険を伴うが)指でエッジを押すと柔らくなる」との記載を見つけたので、ここ数日毎日少しづつマッサージしています。「お客さん、凝ってますね~」指で触れると固い部分がわかりますので、ピンポイントで軟化させる良い方法かもしれません。
するとかなり柔らかくなるとともに低音がズンズンと出てくるようになりました。
手間暇掛かりますが、機器への愛情も必要ですね。
ご注意)真似をされて、SPにダメージを与えられても当方は一切の責任を負いませんので、自己責任でお願いいたします。
20/4/20
音出し確認をしていて、左右のバランスが正しいかが毎回非常に気になります。映像がなく耳で聞いているだけでは楽器の配置と音の出方が正しいのか判断が難しいことが多々あります。また音が出なかった際にどちらに不具合があるのか(音源orアンプ)わかりにくく、何とかならないだろうかと思っていたところでした。
先般またまたヤフオクでグラフィックイコライザーを落札しました。本来の目的は、周波数の確認と補正ですが、落札したイコライザーにはアナライザー機能がついていました。
通常のスペクトラムアナライザーは縦の棒グラフが並んだものですが、このイコライザーはスライドつまみのLEDの光の強弱で表します。
また、2つのチャンネルが縦並びの配置であるために、左右の差が大変わかりやすく予期せず重宝しています。
通常このようなグライコはラックマウント型(幅480mm)でラック固定の袖パネルが飛び出していますが、この製品は袖パネルが着脱式(本体430mm)で自作ラックにうまく収まりました。(この製品を落札した理由でもあります。出品時の説明写真や販売店の解説では、外れる確証はなかったのですが、多分と思い見事に的中。さらに出品者の説明では幾つかのLEDポイントランプが点かないとのことでしたが、単なる接触・通電不良だったようで全てのLEDが点灯します。ラッキーでした。)
因みに先日、YouTubeで周波数チェック音源にて各SPを試しましたが、前回の結果と異なり全てのSP(センモ二・コンサート7・IMAGE11・LS5A)で最低域18Hzの出音を確認できました。要するに出ることは出るが音圧レベルが(他の周波数に比して)普通に聞こえるレベルか否かが周波数特性値ということだと実感しました。
ついでにもう一つ
ヒアリングポイントが左右のSPの丁度真ん中にあるのかどうかを簡単に知る方法です。
奥行のあるラックの手前と奥にマークを2か所付けます。
このポイントは、当然左右両SPの真中であるわけです。
この2つのマークが1直線上に見える位置が座るべき位置となります。
20/4/20追記
先日製作したものがあまりにも使い勝手が良いので、昨日もう1組製作しました。
製作途中の写真をアップ致します。
円に両面テープを貼りますので小分けにしています。これでも十分に粘着力を確保できます。もっと少なくても良いぐらいです。
こちらも古材再利用ですので、穴がいくつも空いていますが穴あけの必要はありません。
20/4/17
リビングルームにヤマハセンモ二を置いています。その上に乗っけているIMAGE11を少し外ぶりに設置してリビングのどこにいてもステレオ感が楽しめるようにしています。
しかし固定位置に座るとIMAGE11単体の音も聞きたくなり、そのままだといちいち脚を持ちながら移動させなければならず手間なために向きを回転できるようにSPスタンドを製作しました。
回転式スタンドはこれまでにも何度も製作してきました。回転はベアリングを使用することで可能となりますが問題は思う通りの位置で固定させることです。
ベアリングだけだと背後のSPケーブルに引っ張られて思う通りの位置で固定できず、ゴムでブレーキを(自転車の如く)かけるなど工夫しましたが、時間の経過とともに次第に緩みブレーキが利かなくなることが多かったものです。
今回、理想的な(簡単な)製作方法を思いつきましたので実践しました。
まさに考えが的中してSPケーブルに引っ張られることなく思い通りに固定できるようになりましたので、ご紹介いたします。
使い古しの材料ばかりです。穴が開いていますが穴あけの必要もありません。完成した後からペイントしましたのでコルクに塗料がついてしまいましたが、実用上は見えませんので問題なしです。
作り方は至って簡単です。ベアリングを上下の板でサンドイッチする際に内輪と外輪に厚さ1mmの両面テープを貼り両面テープを貼っていない方の輪っかにテープ付フェルト貼るだけです。
製作費は、ベアリングが1個数百円(アマゾンやモノタロウで購入できます)、板や両面テープ・テープ付フェルトは百均ショップでも購入できます。
注意点は、スピーカーの重心の真下にベアリングの中央が来るようにすることぐらいです。
小型SPですので、平面床に鉛筆など細長いものを置いてその上にSPを載せてバランスの取れる位置を見つけてください。天板はSPの底面サイズより少し小さい方が見た目も良いようです。
断面構造図
両面テープで大丈夫か?と心配される方もおられるでしょうが、今回作り直しにあたって1年ほど前に製作した板にゴム製両面テープで取り付けてあったベアリングを外そうと試みましたが外れず断念したほど強固にくっつきます。
自分で作るのは面倒だという方はお問い合わせください。こちらで製作しお送りすることも可能です。
写真のサイズ 天板10cm角・底板15cm角・全高38mm で送料別税込3800円(2個1組)です。
材質MDF9mm厚材 アクリルペイント仕上
かつては大型SPのJAMO コンサート7用にも製作しましたが、問題なく使えました。
ただ大型SPの場合には定位置への移動が問題ですので現在はキャスター付きに変えています。
配線の際にも非常に便利です。
こちらも4輪だと移動の際に力が必要です。またバランスを崩さないよう神経を使わなければなりませんでしたが、6輪にすることで片手で動かせるようになりました。